COMPOSER

好きな題材なだけにとにかく内容がキビしいんだよねぇ。LOOSERよりぐっと落ち着いてスマートになってるんだけど、ifと史実が折り合う部分に感激できなくて個人的にはあんまり好きじゃない。でもそれを補ってジャラジャラお釣りがくるほどビジュアルとキャラクターが超大好き。登場人物それぞれに愛すべき華を感じる。ビジュ萌えであり関係性萌えのアイドルオタクにとって、最高に好きな顔が好みのビジュアルで立って愛憎の念を叫びあっていることは、それだけで億千万の価値があるのだ。

安田さんとおーいずみさんは同じ地平線の上に立つ対岸の人だと思っているから、物語でそういう関係性の役割を担うと至極当然のように対比と調和、表裏一体の妙を体現してくれて心が震える。このバランスがモーツァルトベートーヴェン、どちらの物語としてみても際立つのが気持ちいいなと思った。

父親の暴力に怯えるベートーヴェンが繰り返す弱々しい「ごめんなさい」はとにかく嗜虐心を煽られる。おーいずみさん自身の器用さが滲み出ているからこそ、根本的に報われていない、本質的に”持っている”わけではない人物を演じているととってもかわいそうでかわいい。

特典:エンビの育ちのよさを競い合う姿といい、捕獲ごっこといい、この人たちは本当にあまりにもカワイイの限界をしらない。安田さんのまっしろ時代は、顔がいいという才能が最大限に押し出されていて本当に天才的。役でもないとこんなビジュアルにはなってくれない人だから本当に最高。何をせずとも一挙手一投足すべてにいちいちはぁ、かわいい、顔がいい、と唸ってしまう。パンスト一枚で暴れていたって尋常じゃなくかわいい。おーいずみさんが泣き笑いと表現する安田さんのくしゃっとした笑い方は特にこのビジュアルにめちゃくちゃ合っていて最高にかわいい。ハナタレもどうでしょうも全国進出もあって記録媒体に残りやすい年で本当によかった。この歴史を生み出しただけでCOMPOSERさまさまさま、大好き。

そんな安田さんの顔面を爆笑しながらアップで撮影してくれるおーいずみさんもまた天才の境地にある。ゴ、万歳。